レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)の栄養学的解釈

2021年10月14日

レストレスレッグス症候群(従来はむずむず脚症候群と呼ばれていました)は、夕方から深夜にかけて、下肢を中心として、「ムズムズする」「痛がゆい」「じっとしていると非常に不快」といった異常な感覚が出現してくる症状です。

原因として考えられているものが、「脳内のドーパミンというホルモンの機能低下」、そして「鉄不足」が言われています。

ここで栄養学的に考えると「ドーパミンという物質は何から出来る?」という話になります。

ドーパミンは上の図にあるように私たちが食事で摂る「タンパク質」から作られます。

つまり、タンパク質そもそもの摂取量や胃腸での吸収量が少ないとドーパミンも作りにくくなってしまします。

そして、タンパク質がドーパミンになる段階で必要なのが赤丸の「鉄分」です!

レストレスレッグス症候群は女性のほうが発症率が高いと言われています、これは女性のほうがタンパク質、鉄不足になりやすいということと関係がありそうです。

鉄分は、汗と一緒に流れ出てしまう成分のひとつですから、男性でも汗をかく機会の多い方は注意がいりますね。

鉄分と言えば「ほうれん草、ひじき」を連想する方も多いかと思いますが、

じつは「ほうれん草、ひじき」といった植物性の鉄は「非ヘム鉄」といって吸収率があまりよくありません、

食材からでしたら「レバー、赤身肉、しじみ、あさり」といった動物性の食材がオススメです。

口から入った鉄分で鉄過剰症になることはありませんので、当院ではレストレスレッグ症候群の方はタンパク質と鉄が摂れる

「レバー、赤身肉、しじみ、あさり」あるいは、サプリメントでプロテインや鉄を摂取することをお勧めしています。