【腰は回らない!?】腰痛を防ぐカギは「胸」と「股関節」にあった

みなさん、こんにちは たかや鍼灸・整骨院 名倉です。
前回のブログでは、20代〜30代の若い世代に多い腰椎ヘルニアの理由や予防法についてお話ししました。
本日は、スポーツや日常の動きで多くの方が勘違いしがちな「腰の回旋(ひねり)」の真実と、腰痛を防ぐための本当の身体の使い方について解説します。

【 実は……腰の骨(腰椎)は「数度」しか捻れません 】
ゴルフのスイングや野球のバッティング、日常で後ろを振り返る動作などで「腰をしっかり回しなさい」と教わったことがある方も多いのではないでしょうか?
しかし、解剖学的にみると腰の骨(腰椎)は構造上、ほとんど捻ることができません。
腰椎が単体でひねることができる角度は、片側わずか「5度前後」と言われています。
それにも関わらず、「腰を大きく回そう」と意識して力任せに腰を捻ってしまうと、可動域を超えた過度な負担が関節や椎間板にかかり、ぎっくり腰やヘルニア、激しい腰痛を引き起こしてしまうのです。

【 体幹をスムーズに回している正体は「胸郭」と「股関節」 】
では、私たちが身体を大きくひねる運動を行っている時、一体どこが動いているのでしょうか?
大きく動いているのは腰ではなく、「胸の骨(胸骨・胸椎・肋骨などの胸郭)」と「股関節」です。
・胸郭(上半身):大きくしなやかに捻ることができる構造
・股関節(下半身):球関節で前後左右・回旋と自由自在に動く構造
本来であれば、この「胸」と「股関節」が滑らかに連動して大きく動くことで、真ん中にある腰はブレずに安定した軸を保つことができます。
しかし、長時間のデスクワークや運動不足などで胸まわりや下半身(股関節・ハムストリングス)が硬くなると、動かなくなった分を「動かないはずの腰」が無理やり庇って動こうとしてしまいます。
これこそが、スポーツ障害やなかなか治らない腰痛の大きな原因なのです。

【 当院が「腰痛なのに下半身や胸郭」にアプローチする理由 】
「腰が痛いのに、なぜ股関節や胸のストレッチ、足の施術をするんだろう?」と不思議に思われる患者様もいらっしゃいます。
その理由は、腰に負担をかけている本当の犯人が「動かなくなっている胸郭や股関節・下半身」にあるからです。
当院では、腰そのものの炎症や痛みを鎮めるだけでなく、
・硬くなった股関節や下半身の柔軟性を高める
・胸郭の広がりと連動性を引き出す
・支えとなるインナーマッスルをしっかり働かせる
といった全身の連動性を整えるアプローチを行います。
無理な負担が腰にかからない状態を作ることで、スポーツのパフォーマンス向上や、痛みを繰り返さない健やかなお身体へと導きます。
なお、強い痺れや日常生活に支障をきたすような症状があり、医師による精密検査(MRI等)が必要と判断した場合は、整形外科などの医療機関受診をご案内しております。
「ゴルフやスポーツの後に腰が痛む」「腰をひねると違和感がある」という方は、無理をせずお気軽にご相談くださいね。
“活き活きと動き続けられるカラダ”を、私と一緒に叶えていきましょう!