みなさん、こんにちは たかや鍼灸・整骨院 名倉です。
前回のブログでは、上半身と下半身を結ぶ唯一の筋肉「腸腰筋」についてお伝えしました。
本日は、その腸腰筋とともに腰骨や骨盤を支える最重要インナーマッスル「腹横筋(ふくおうきん)」と、意外と知られていない腹筋群の役割について解説します。
【 お腹の天然コルセット「腹横筋」の凄い役割 】
一言に「腹筋」と言っても、実はお腹の筋肉は層状に何重にも重なっています。
・外腹斜筋・内腹斜筋:体を捻る時に働く
・腹直筋:いわゆるシックスパック。体を前に折り曲げる
・腹横筋:最も深層にあり、お腹を凹ませ・腹圧を高める
この一番深いところにある「腹横筋」は、息をしっかり吐き切る(腹式呼吸)時に働き、お腹まわりをぐるりと包み込む「天然のコルセット」として腹圧(内圧)を高めて維持する役割を担っています。
腹圧がしっかり高まることで背骨が安定するのですが、この腹圧が抜けてしまうと、腰骨に負担がかかるだけでなく、内臓が本来の位置を保てずに「下垂(ポッコリお腹)」してしまう原因にもなります。
【 解剖実習で実感した「筋肉の厚み」の個人差 】
私自身、過去に解剖実習で実際に様々なご献体を見させていただいた経験があります。
その際、非常に印象的だったのが「筋肉のボリューム(厚み)には大きな個人差がある」ということです。
腹横筋に関しても、本当に紙のように薄い方もいらっしゃれば、しっかりとした厚みと力強さを持っている方もいらっしゃいました。
つまり、「誰もが最初から同じように腰を支えられているわけではない」からこそ、ご自身のお身体に合わせた適切なアプローチが不可欠なのです。
【 「クランチ(上体起こし)」ばかりの腹筋トレにはご注意 】
腰痛予防のために腹筋を鍛えようとして、昔ながらのクランチ(上体を丸める運動)ばかりを行うのは要注意です。
表面にある腹直筋は「肋骨と恥骨を近づける」作用があるため、硬くなりすぎるとかえって猫背になり、姿勢を悪くしてしまいます。
特に腰痛をお持ちの方や、体が硬い方が無理にクランチを行うと、インナー(腹横筋)が働かないまま腰への負担ばかりが増えてしまうデメリットがあります。
【 当院が「お腹側のケア」を重視する理由 】
「腰が痛いから、腰の筋肉をしっかり揉んでもらう」
多くの方がそう考えがちですが、実は腰を支えているのは背中側だけでなく「お腹側の筋肉の柔軟性とインナーの働き」です。
当院では、腰そのものへのアプローチはもちろんのこと、腹横筋をはじめとする腹筋群やお腹の深部(腸腰筋など)を柔軟にするための手技や施術をとても大切にしています。
また、ご自宅でも安全かつ効果的にお腹のインナーを使えるよう、お一人おひとりに合わせたセルフケアの指導も行っております。
なお、強い痺れや日常生活に著しい支障がある場合は、無理をせず整形外科などの医療機関への受診もご案内しております。
「何をやっても腰痛が改善しない」「お腹からのケアについて知りたい」という方は、ぜひ一度ご相談くださいね。
“活き活きと動き続けられるカラダ”を、私と一緒に叶えていきましょう!







