こんにちは! 健康・美容=「筋肉・骨格・姿勢」×「自律神経・回復力」×「食事・栄養学」のたかや鍼灸・整骨院ブログを見て頂きありがとうございます! 今回は栄養のお話『ビタミンC』についてです。
当院は「口から入れたもの、吸収したもので身体は出来ている」の考えで治療コンセプトに栄養学を取り入れています。
ビタミンCは体の免疫力を高め、風邪の予防やアレルギー症状の緩和にも効果があることはよく知られています。
わたしたちは柑橘系や野菜に多くのビタミンCが含まれていると思っていますが、野菜や果物では必要なビタミンCを摂取するためには膨大な量が必要なことはあまり知られていません。
ビタミンCは、必要量の個人差がとても大きな栄養素です。個人差が大きい理由の一つに、生活習慣やストレス、さらには発熱や炎症なども深く関係しています。
喫煙者は非喫煙者に比較して大量のビタミンCが必要であることは知られています。
どのぐらいの摂取量が最適なのかは、その時々で大きく異なります。自分にとってのビタミンCの摂取量を知るための方法は一回に500mg程度のビタミンCを1~2時間ごとに摂取すると、徐々にお腹が張り、ガスが増えていきます。
この量がその時の最適な摂取量です。
ビタミンCの摂取量が増え、ビタミンCが腸内で増えることによって、腸内が酸性に傾き、大腸菌や悪玉菌であるウエルシュ菌などのアルカリ性を好む腸内細菌が減り、酸性を好む乳酸菌などの善玉菌が増えることになります。
善玉菌が増えたことによって発生するガスは、腐敗臭が少ないため、通常のガスの臭いとは異なり、不快ではありません。
ちなみに、善玉菌が優勢である母乳で育っている赤ちゃんの便は弱酸性であり、ガス(おなら)の臭いも便臭も、少し酸っぱい臭いであることが知られています。腸内環境が整い、便のpHが低く酸性に傾くと、便は黄色っぽくなり、腸内での停留時間が短くなるため水分が吸収されずに下痢気味になります。
風邪を引いた時やストレスを感じている時には、ビタミンCの消費量が増大しているため、1回500mgのビタミンCを頻繁に摂取しても、なかなかガスが増えないことがあります。そのときには一回の摂取量を増やしたり、頻度を増やしたりして、ガスが増えてくる最適な量へと調整するとよいでしょう。
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